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第4回『パストラールシニア大学』✿尼崎✿

2019.09.24

施設ブログ

本日は、第4回『パストラールシニア大学』
テーマは、「転倒予防教室」 教授(!?)は、パストラール尼崎の理学療法士、川原氏です。
川原氏が毎週行う「元気はつらつ教室」は、毎回大人気なんです!

高齢者が「要介護」となる主な原因は、脳卒中、認知症などに続き、“骨折、転倒”は、4番目。
その為、転倒を予防する事が、そのまま健康寿命を延ばす事へとつながっていくそうです。

 

まず、講義は、「転倒の原因を探ろう!」から始まりました。
高齢者の転倒の主な原因は以下のとおりです。

①筋力の低下
②バランスの障害
③視力障害
④足首の関節がかたい
⑤環境面
⑥薬剤
⑦靴
⑧認知機能の低下

わかり易く整理されていますよね~。原因を知る事によって、予防策を考えなくては・・・

「いやいや。わしはまだまだ元気!」「私って、どれくらい身体の機能が落ちているのかしら?・・・」 という方向けに、簡単な自己判定の方法を教わりました。
過信や過度な不安を、数字によってある程度把握できるっていいことですよね。

握力を計ることによって、おおまかな全身の筋力がわかるという事で、皆さまこんな感じで頑張りました。15Kgのハンドグリップをしっかり握れたら合格です!「ギュ~~~~~~~~~」

 

また、片足立ち5秒が出来なければ、転倒の可能性あり!との事で、皆さま真剣に取り組みました。

そして原因をしっかり頭に入れた上で、いよいよ予防策です。
大きく言えば下記の3つにまとめられます。

①転ばない環境づくり
②転ばない身体作り
③転倒を予防する道具

川原教授が、3点について、丁寧にわかりやすく、解説してくれました。
転ばない環境作りでは、転倒予防になる家具の配置などを、具体的に。
また、身体作りでは、効果的な運動の仕方を。そして、道具では、前回の杖の使い方に続き今回は、シルバーカーについて詳しくお話下さいました。

歳を重ねると共に、漠然と体力の衰えを感じ、将来への不安を抱きながら生活するのではなく、今回の講義のように、老いを科学し、老化を受容しつつ、できるだけ効果的に予防しながら健康寿命を延ばして行きたいですね!

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