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第4回『パストラールシニア大学』

2023.10.02

施設ブログ

今月の『パストラールシニア大学』の講演のテーマは、「脳卒中と物忘れ」

講師は、元、尼崎中央病院の副院長、現、まごころ脳神経クリニック院長の松本強先生です。

毎回、申込みが殺到する「シニア大学」ですが、今回も65名(ほぼご入居者の半数)のお申込みがありました。

パストラール尼崎の皆様の尽きない向学心には、いつも驚かされます。

定員を超すあまりの人気に、二班に分け、後半の方々はビデオ講義となりました。汗

学生証を手に、会場に入る学生の皆様です。

今回のテーマは、「脳卒中と物忘れ」

その時間の半分以上を占めたのは、“心房細動”からくる恐ろしい脳梗塞の話。

心房細動で出来た血栓が脳に飛ぶと、取り返しのつかない事態に・・・

その殆どは、寝たきりなど重い障害が残り、他の脳梗塞と比較して予後不良となるとのこと。汗

あの長嶋茂雄氏や、小渕元首相もそうだったのだとか。

重い障害により、本人はもちろん介護を余技なくされる家族にも重い負担がのしかかります。

真剣に耳を傾け、メモする皆様です。

「脈がとぶ」「めまい」「息切れ」「ドキドキする」などの症状が出れば心房細動の危険信号。

すぐ受診して下さいとのこと!

「頭が痛い」などの自覚症状より、「心臓がとぶ」心房細動の方が、より怖い!という事に驚きを隠せません。

何度も、丁寧にそのリスクをかみ砕くように説明して下さる松本先生

講義を受ける皆様の顔も真剣そのものです。

そのリスクをしっかり学んだあと、今度は、脳卒中は防げるという様々なポイントも、しっかり解説して下さいます。

また後半は、認知症のはなし。

認知症の主な危険因子は加齢。誰でもなりうることとしながらも、変えられる認知症の発症リスク因子である、難聴や、喫煙、抑うつ、社会的孤立についても、その予防策をお教え頂きました。

松本先生の講義は、いくつかの大切なポイントを何度もリピートしつつ、しっかりその内容を受講者がしっかり理解できるように、隅々まで配慮された素晴らしい内容でした。

聴いていたスタッフも、禁煙しなくては!とその効果はてきめん!笑

ご入居者からも大好評の講義となりました。

 

 

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