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『奈良まほろばの旅』

2025.04.19

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4月17日、真っ青な青空の下、総勢22名を乗せ、春の日帰り旅行のバスはパストラール尼崎を出発!

その名も「春の奈良まほろばの旅」

最初の目的地は、京都と奈良の界にある『浄瑠璃寺』と隠れ屋的カフェ『カフェ瑠璃』さん。

『カフェ瑠璃』さんの席数に限りがある為、ここだけ2グループに分かれて行動しました。

山里にひっそり建つ「浄瑠璃寺」と「カフェ瑠璃」の距離は歩いて数分。春の陽射しを浴びて細い道を遠足気分で歩きます。メジャーな観光コースではない為、広がる牧歌的な風景を独り占め!うぐいすの声や、脇道の土筆にも「ワ~!」と大興奮の皆様です。

「浄瑠璃寺」の伽藍は、池を中心として東に薬師如来を祀る三重の塔、西には阿弥陀如来九体を安置する本堂があります。その殆どが国宝です。九体の阿弥陀如来像が現存しているのは全国でもここ、浄瑠璃寺だけ。

本堂(国宝)に入ると、薄暗い空間の中に神々しい金色の阿弥陀如来像が迎えてくれます。その光景は圧巻です!

また中央の中尊の横には秘仏「吉祥天女像」が公開されていました。往時の色がしっかりうかがい知る事のできる美しさでした。

今はもう、京都も奈良も外国人の方で埋め尽くされ昔の静寂な古都の面影はありませんが、ここ浄瑠璃寺は、古き日本の風情が残された貴重な場所となっています。(あまり知られて欲しくないな~)

あまり知られて欲しくないカフェが、もう1件、『カフェ瑠璃』さんです。

オーナーさんが定年後に集めたたくさんの年代物の蓄音機が店内に所狭しと並ぶ、本当に素敵なカフェです。

アンティークの家具もセンス良く並び、奥には古いレコードが数えきれないほど保管されています。

古いレコードのジャケットを覗き込む皆様・・・・

「字が小さくて見えんな~」汗

今回、前もってお願いしていた映画音楽や、急遽リクエストされた曲を、年代の違った蓄音機で聴かせて下さいました。

「マリリンモンローっでこんな可愛い声だったのか~」

なんとも味わいのある奥深い音です。蓄音機によって音の広がりもまったく違います。

「昔、うちにもあったのよ~」と懐かしそうに目を細める皆様。

「ベートーベン第6をかけて!“パストラール”だからね」とさすが博識のT様

レコード一枚が終わる度にハリを替えなければならい蓄音機、鉄のハリのほか、竹のハリ、サボテンのハリまであるそうで、実際にそのハリでレコードを聴く事ができました。

竹も、サボテンもレコードをかける前はこのようにカットしたり研いだりするそうです。汗

その手間のかかる過程も全てひっくるめてなんとも贅沢な時間でした。

蓄音機の解説付で時間いっぱいレコードをかけて下さった優しいオーナーさんに感謝です。

さて、時間を忘れるほど、のんびりした『浄瑠璃寺』&『カフェ瑠璃』さんの次は、いよいよ食事です。

バスは、山みちを通り抜け30分ほどで奈良市内へ。

昼食は、『ふふ奈良』さんのレストラン『滴翆』

四年前に建った浮見堂に隣接する隈研吾設計の高級ホテルです。

ここは、芦屋市にある「滴翆美術館」ゆかりの山口財閥の別邸のあった場所にあり、当時の茶室は、志賀直哉や武者小路実篤などが集っていたそう。山口財閥は、現在の三菱UFJ銀行の前身となります。

最高の立地でありながら、二階建てという贅沢すぎるホテル。

「1泊いくらするのかな~?」と皆様、興味津々。

そしてお楽しみの昼食は、贅沢なお庭を臨む部屋で、ビジュアル的に最高な料理が登場し、それぞれ舌鼓。

最後に登場したプリンの蓋は、柿の葉っぱ。さすが奈良ですね~。

そして、昼食後は隣接する浮見堂へ

ザ、奈良!ですよね。笑

『ふふ奈良』界隈は、この浮見堂や若草山、飛火野に囲まれた最高のロケーション、昔の財閥のスケールの大きさに驚きます。

さて、次は最終の目的地、『平城宮跡歴史公園』

ここは、歴史を学び、お買いものも楽しむ事ができます。

それにしても、昔はだだっ広い原っぱだったのに、広大な敷地に平城宮を再現するなんてさすが国営です。

ここからは、1時間チョットのフリータイムです。

こちらは『朱雀門』・・・物知りのご入居者がにわかガイドとなり平城宮の歴史を解説。

こちらは、歴史が学べる『いざない館』

昔の食事に興味津々。

こちらは、古代人になれるコーナー

メチャクチャお似合いです!笑

こちらはお買物を楽しむ皆様。「何にしようかな~?」

遥か向こうにまだ建設中の建物が・・・物凄いスケールに圧倒されます。

さて、16時・・・

『奈良まほろばの旅』もいよいよ終わりを迎え、バスはパストラール尼崎に向け出発です!

数々の国宝に触れ、田舎道を並んで散策し、蓄音機から流れるノスタルジーな空間で美味しいコーヒを味わい、そして文化人が愛した地、高畑に建つ「ふふ奈良」での昼食。浮見堂を吹き抜ける風は心地よく、平城宮跡ではいにしえの奈良に思いを馳せる・・・そんな今回の盛りだくさんの旅でした。

フロントスタッフの「おかえりなさ~い!」の声に「楽しかったよ~!」と元気いっぱいに応える皆様。

本当にお疲れ様でした。いい旅でしたね~。(F)

 

 

 

 

 

 

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