『認知症サポーター養成講座』✿尼崎✿
2019.05.28
施設ブログ
今日は、厚生労働省が全国で推進する『認知症サポーター養成講座』が開催されました。
講師は、尼崎市から認知症キャラバンメイトの方3名が来訪!
今や、5人に一人は罹患する可能性があるといわれている認知症。国としては、認知症に対して、正しい知識と理解を持ち、認知症の方やその家族に対して、地域で支えあい、出来る範囲で手助けすることを目指しています。
ポスター掲示と同時に「サポーターになっても、何も出来ないし・・・。」「難しそう・・・」など皆さまの反応が、イマイチ・・・(汗)・・・
そこで、以下のような文言をあらたに掲示しました。
「サポーターになっても、特にこうして下さい!という事はありません。認知症に対して正しい知識を持ち、当事者の方に対する接し方を学ぶことにより、その方が心穏やかに過ごせるかもしれません。」
そうすると、参加のお申し込みが徐々に増え、結局当日は、こんな状態になりました。笑
関心のあるスタッフも休み返上で参加。
『認知症サポーター養成講座標準教材』や、尼崎市作成の『認知症あんしんガイド』は、とても理解しやすいようにまとめられています。
その教材に沿って、経験豊かな3名の講師が、事例を盛り込みながら講演。「認知症の人への対応」では寸劇を披露して下さり、よりリアルに理解することができました。
熱心に受講する皆さま。(いつもの光景です。)
特に心に残った言葉は・・・
・認知症の人は何もわからないのではない。誰よりも一番心配なのも、苦しいのも本人。
・こころのバリアフリーと「人間杖」が必要。
誰もが避けて通りたい「認知症」けれど、決して特別な病ではありません。当事者になる場合もあるし、親しい友人がそうなる場合もあるでしょう。そんな時、周りが偏見をもったり、無関心でいるのではなく、“温かい目で見守る事”が何より大切になります。
そして、困っている方がいれば少しお手伝いする、まずはそこから始めましょう!
さて、しっかり学んだ参加者には、修了の証として「オレンジリング」を頂く事ができました。
本日、パストラール尼崎に、44名の「認知症サポーター」が誕生!
「小さいことからコツコツと、頑張りましょう~!!」・・・あれ?これ誰かのセリフですね~笑