個人授業で『スマホ教室』
2024.06.14
施設ブログ
今や、高齢者もスマホを使いこなす時代に。
通話はもちろんメールなどコミュニケ―ションアプリを使いこなし、スマホ決裁でお買物など、そのスキルは目を見張るものがあります。
とはいえ、便利さの裏側には詐欺グループの存在など、慎重にならざるを得ない場合もあり、利用するにはしっかりした知識も必要になります。
『スマホ教室』は、以前開催した際に、一斉に行う座学形式では、個々のスキルに差があり全員が満足いくものではなかった為、今回は、『個人授業でスマホ教室』~大学生がわたしの先生~を企画。
パストラール尼崎に一番近い『関西国際大学』に個人授業の先生になって頂けないかを依頼し、ついに実現!
動いて下さったのが、教育学部 教育福祉学科の先生方と社会連携課の職員の方々。
実施まで、大学の活動の下見や先生方との打合せなどを経て、ゼミの一環として実施して下さる事に・・・感謝しかありません。
さて当日、パストラール尼崎のご入居者20人(定員)に対し、福祉科の学生21名、先生、職員4名の大イベントとなりました。
1日目は顔合わせと事前調査。2日目は関西国際大学をお借りし本番という予定です。
会場は、車座でお互いが見えるような設営に。
まず、山本准教授のご挨拶があり。
自己紹介
その後、福祉科の皆さんが緊張をほぐすためにゲームをご用意して下さったあと、いよいよ個人的な事前調査となったのですが・・・
あっという間に御覧のような、光景に・・・
スマホを片手に、困りごとや要望を訴えるご入居者に対し、一所懸命に理解しようと耳を傾ける学生の皆さん
伝える方も、理解しようとする方も、必死です!
「アマゾンの買い物をスマホでしたいのよ」「草花の名前がわかるアプリが知りたい」「QRコードで・・・」etc・・・千差万別です。
頭を摺り寄せて、「ここはこうで・・・」と何とか生徒(ご入居者)に理解してもらおうと言葉も選び選び、悪戦苦闘の先生(大学生)・・・汗
買い物をするため、個人情報を入れようと安易に考えているご入居者に、一所懸命、そのリスクを伝えている学生の姿も・・・感謝デス。
草花の図鑑アプリを教えてもらったご入居者。さっそく部屋を出て実際に試してみる事に・・・
「ホントホント!名前や解説が出てくるわ~」(生徒) 「良かったです~」(先生)
そのうちに、スマホを横に置き、満面の笑顔で、いつもより饒舌に話すご入居者の会話に、しっかり目を見て懸命に相槌を打つ学生の姿がそこかしこで見られ、微笑ましい世代間交流の場となっていました。その誠意ある学生の方々の温かい姿勢は感動ものでした。
帰り際、「宿題をいっぱい出したから今度までに考えておいてよ!」と笑顔で声をかけていたのは、実はご入居者。汗
いつのまに逆転したのでしょう?汗
あっという間の、とても温かい時間でした。最後は、みんなで記念写真をパチリ!
翌日、「楽しかったわ~!」「学生さんの誠意が伝わってきたわ~」「教えてもらってやっとわかったの~」という嬉しいお声も頂きましたが、いよいよ25日が本番です!皆様、復習しておいて下さいね~。
また、優しい先生(大学生)に会えるのを楽しみに!❤❤❤