文化祭月間『京大折り紙サークル』作品展
2025.11.18
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先日は、文化祭月間の企画のひとつ、『京都大学折り紙サークル いまじろ~』さんの作品展が開催されました。
ちょうど、11月は多くの学祭や展覧会などお忙しい中での来訪です。
実は昔、「テレビチャンピオン」という番組で、折り紙の天才が紹介され、その作品のクオリティが世の中を騒然とさせた事がありました。
そんな折り紙の世界を、是非、パストラール尼崎のご入居者にもご覧頂きたいという願いが、やっと実現したという今回の企画です。


この方が、代表で来て下さった京都大学工学部地球工学科2年生のMさんです。
折り紙サークルは、やはり工学部、理学部、医学部など理系の学生が多いのだとか。

今日の作品展はこのMさんの作品が多数出展されていますが、そのクオリティの高さが想像を絶するのです。






すべて、1枚の折り紙で制作されています。
皆様から、「ワ~!」という感嘆の声があがります。「え~!どうなってるの?・・・・」



こちらは、100枚もの折り紙で折られた作品です。


なかには、「この作品、好き!」と大絶賛される方も。
題名は『死神』・・・汗

これもグラデーションのある1枚の折り紙から出来ています。
どの作品も、信じられないような造形ですが、特に皆さんが、なかなかその場を動こうとしなかった作品がこちらです!

歌舞伎の『暫』

息を呑むような躍動感です。
これが1枚の紙から出来ているとMさんが丁寧に制作過程を説明して下さるのですが、まったく意味不明の皆様・・・汗汗汗


「頭が違うのよね~」
Mさんは、小学校から折り紙を始めたそうですが、きっと、鶴とか兜ではなかったんだろうな・・・汗
ちなみにこの作品は10時間ほどかかっているのだとか。
作品は、まったくのオリジナルのものも多数あり、確かに「頭がちがうのよね~」の言葉に行きついてしまうのです。泣
さて、今回、デモンストレーションの時間もお願いしていました。
その時の様子です。


子犬のポメラニアンを実演して下さっているのですが、その間にも「京都大学の教授は誰?」「勉強大変でしょ!」「綺麗な指やね~」などジャンルを超えた??様々な質問攻めに・・・苦笑
何故か皆様、大興奮!!


嫌な顔ひとつせず、丁寧に皆様の質問に答えつつも、手先はしっかり動き、出来上った作品がこちらです!

目の青を出すために、白と青の紙を水糊でくっつけて1枚の折り紙として制作されているそうです。なのでけっこうしっかりした紙で、折るのに力もいります。
その後も、2時間の間、様々な質問に答えて下さったMさん。


中にはアイドルの撮影会のように・・・笑

今回の企画にお申込みされていなかった方も噂を聞きつけ、飛び入り参加される方もいて、大盛況の『京都大学折り紙サークル いまじろ~』の作品展でした。
ハードな作品展をこなして下さったMさんに感謝しかありません。最後の写真撮影にも快く応じて下さいました。

今回、たくさんの方が「良かったわ~」と大絶賛されていました。
確かに、折り紙のカテゴリーを超え未知の世界を覗き見したような貴重な経験でした。京大折り紙サークルは東大の折り紙サークルとの交流もあるとの事。東西どちらも見てみたいものです。
≪後記≫
山岳部のMさんは、大きなリュックサックに大小30点ほどの作品をそれぞれ箱(中には古びたティッシュボックス)に入れご持参下さったのですが、その片付けの早さとリュックに箱を入れる手際よさに目を見張りました。山岳部はパッキングも学ぶそうですが、それが存分に生かされているのだと感心しきりでした。


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