第3回『パストラールシニア大学』
2025.08.27
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先日、第3回『パストラールシニア大学』が開催されました。
今月の講師は、静岡県警の“科捜研”=(科学捜査研究所)の現場で27年間、様々な事件に携わってきた現、関西国際大学の教授、中山誠先生。
(実は依頼後、以前、竹田施設長と同時期、静岡県警で在籍しておられた事がわかりました。)
テーマは、『科捜研の男の事件簿』
この日のために盛り上げようと科捜研の職員のコスプレをしたスタッフA。汗
苦笑いの中山教授です。
“科捜研”と言えば沢口靖子主演のドラマ「科捜研の女」で一躍、世の名にその名が注目されるようになりました。
最近では、藤木直人主演の「最後の鑑定人」などもあり、事件解決には科学の力が不可欠となっている事がよくわかります。
科学捜査研究所、すなわち科捜研では、化学、法医学、心理学など専門分野があり、、中山先生はその中の犯罪心理やウソ発見などの分野のスペシャリストです。
まだ記憶に新しい岸田首相襲撃の際の犯人の心理や、松本清張の『霧の旗』と類似する殺人事件「静岡事件」などを事例に、科捜研で実施する実際のウソ発見、ポリグラフ検査の方法を詳しくお聞きする事ができました。
一般人には知りえない事件の詳細に耳を傾ける皆さま。
犯人逮捕までの生々しい舞台裏に没入している様子が伝わってきます。
中山先生の講義で印象的だったのは、“無罪の人を絶対に有罪にしてはいけない”という言葉。
「免田事件」「島田事件「袴田事件」など死刑判決から再審、無罪になるまでの気の遠くなるような時間を考えると、その言葉の重さをより感じる事ができました。
中山先生は、科捜研に入った当時からウソ発見器の精度の向上のために新たな実験的研究が必要を感じたといいます。
昔の刑事ドラマでありがちな、「伝説の名刑事〇〇」が犯人を推理し逮捕するという神格化したような事件解決は今は絶対にありません!と断言。ましてや一個人で解決する事もないとの事。
様々な専門分野の職員が分析し事件解決に関わっているのでしょう。これも無罪の人を有罪にしないためですね。
中山先生は、メディアにも引っ張りだこですが、心理捜査のプロとして出演された番組の中で行われた実際のポリグラフ検査(準備)の映像を見せて下さいました。
被験者は、人気俳優の西島秀俊さん。
五枚のトランプの中から、西島さんが選んだトランプを、ポリグラフで当てるというものです。
結果は、ポリグラフのデーターから見事、そのトランプを言い当てた中山教授
これには、学生の皆さま(ご入居者)もビックリ!
様々な波形から読み解く事ができるそうですが、西島さんのデーターはとても綺麗に出たそうです。
「やらせなしですよ!」と笑う中山先生。
人の心の中を見える化するのが現代の心理学なんだそうです。
人間の先入観や、見た目など感覚だけに頼る事無く、客観的に判断する科捜研の役割は益々重要となってくるのでしょうね。
いつも以上に、興味深く受講されていたご入居者から、「また、来てほしい!」という熱いラブコールもありました。
1時間を超え、とても興味深い「科捜研」の貴重なお話しをたくさんお聴きする事ができました。
第4回は、高校野球の審判を25年務めた木嶋一黄氏の『甲子園の審判は見た奇跡の試合』です。楽しみですね~。