第5回『パストラールシニア大学』
2025.10.30
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先日、第5回『パストラールシニア大学』が開催されました。
毎回、50人ほどの受講者があり、いつも盛況なシニア大学ですが、今回は、2015年に『パストラールシニア大学』始まって以来、最多の72名ものお申込みがあり、会場の多目的ホールは、ご覧のとおりの超!満員御礼状態になりました。

それほど、皆様の関心を一心に集めたテーマは「耳、聞こえてますか?」
講師は、尼崎中央病院の耳鼻咽喉科からお越し頂いた、医師、池畑 美樹先生。

講義は、以下の項目に沿ってご講演頂きました。
① 聞こえのしくみについて
②難聴について
③難聴が生活に与える影響
④加齢性難聴とは
⑤難聴の予防
⑥加齢性難聴の対策
池畑先生のお話は、高齢者にとって少しショッキングな現実を突き付けられる内容もありましたが、加齢による聞こえの変化や、これ以上悪化させない生活習慣やその対策などをしっかり学ぶ事ができました。
中でも、出来るだけ早期に補聴器などで聞こえを改善し、聞き取り能力を発揮する事の大切さや、「歳だから」と、聞こえないまま放置していると、認知機能に大きく影響する事。
また、補聴器は、少なくとも3か月をかけ、段階的にトレーニングや調整が必要な事も学びました。


「合わない」「うるさい」「〇〇万円もしたのに・・・」
などとすぐ諦めず、根気よく、自分に合った補聴器に育てていくようにする事が大切なのですね。
質問コーナーでは、「なかなか診察の時にはここまで詳しく聞けないが、今回よくわかりました」という声もあり、身近すぎるテーマゆえに、あらためて今回の講義で、その“聞こえ”の重要性が際立った1時間でした。
講義後、池畑先生や、尼崎中央病院の職員の方々にも、「皆さん、居眠りする方もおられず、しっかり聴いておられましたね~!」という賞賛の言葉を頂きました。(先生曰く、寝られる方が多いのでは?・・・と始まる前は、想像されてたようですヨ。笑)


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