第9回『パストラールシニア大学』
2020.02.22
施設ブログ
今日は、第9回パストラールシニア大学、テーマは「聞こえのコミュニケーション」
このテーマは、ご入居者からの希望もあり実現しました。
日頃、聞きづらそうにしておられるご入居者さま=「補聴器は持ってるけど、ウヮンウヮンいうから付けてないんや!」汗
「高かったけど、あんまり聞こえないから・・・・」などなど、補聴器満足度は、全員が高くないようで。。。
けれど、講演や、ご入居者様同士の会話の様子を見ていると、話と合わないちぐはぐな表情や、愛想笑いのあと、スーッと会話から離れて行かれるご入居者の姿を、結構目にします。
今日のシニア大学は、聴力の大切さを、日頃感じている中での関心あるテーマでした。
今回、補聴器メーカーの方の講演と、聴覚測定、また会場入り口には、最新型の補聴器が展示されました。
講師は、有名補聴器メーカーの平田様。
命に関わるものではないから・・・と少し軽視されがちな聴覚障害
けれどその厳しい現実についてお話下さることに。
聴覚障害から周りとのコミュニケーションが困難になり、最後は認知機能に影響するという内容です。
「音を聞いているのは、脳です!」と言う言葉は、確かに響きます。
認知症への恐怖ももちろんですが、生活の質にも大きく関わってきますよね。
あらためて聴力の大切さを感じたお話でした。
この後は、希望者に聴覚測定の時間が用意されました。その上で個々にアドバイスも・・・
補聴器は、一回でパーフェクトに合うものではないことがわかりました。何度も微調整を加え、慣れていくものだそうです。
なるほど、自分に合う補聴器に時間をかけ、育てていくものなのですね~。
“皆様!高額な補聴器、使わずにお部屋の隅に転がっていませんか?”笑