第9回『パストラールシニア大学』
2025.02.08
施設ブログ
第9回となるパストラールシニア大学は、兵庫県国際交流員のシューリー・イーサン様(アメリカ)と、イ・サン様(中国)、お二人にお越し頂き、「日本の常識、海外の常識」というテーマでお話頂きました。
日本国内でさえ、それぞれの地域の文化の違いから、関係がギクシャクしたり、言われなき差別を受けたりする場合があります。
今や観光立国となった日本。
“あなたの常識は、もしかして非常識”かも・・・
もっと様々な違いを認め尊重しあう世の中でないと、これからの日本は孤立していくのではという思いから、このテーマを選びました。
さて、今回の講師の若いお二人の出身は、世界を二分する大国、アメリカ(オハイオ州)と中国(広東省)
故郷の紹介から日本との相違点など、画像を交えてそれはそれは流暢に解説。
来日してそう長くなないというお二人の日本語のスキルに舌を巻きます。汗
●アメリカ=室内で靴を履く習慣や、ハグなどのコミニュケーションのとり方、チップや支払の仕方、大学の授業料の高さなどを解説。
●中国=生野菜を食べない。冷水は飲まないなどの食習慣やハンカチは使わずパーパータオルを使用するなどの生活習慣。また交通機関のルールの違いなどを解説
日本に対しては、多機能トイレ、自動販売機などに驚いた反面、なぜ大型ごみを出す時にお金がいるのか?中国は殆どの交通機関が地下鉄でホームドア付きの駅だが、日本には地上に踏みきりがある。などに驚いたそう。・・・そうそうこんな画像とともに日本の残業の過酷さにもビックリしたとの事・・・笑 (これはただの酔っ払いかも??笑)
お二人お話からアメリカは「州」、中国は「省」が日本の都道府県レベルではない大きな力をもった存在である事に驚かされます。中国にいたっては同じ東洋人ではあるが、言葉や身長、外見も違う人々が集まっている国だという事も改めて理解できました。ちなみにリ・カさんの出身地、広東省の人口はなんと、日本と同じだとか。
お二人が共通して指摘した日本人のあいあまいな返事の仕方。日本人にとっては空気を読んでの結果なのですが、それがもどかしく何を考えているかわからない!とのこと。汗
その後、質疑応答の中で、トランプ大統領の事、中国の老人ホーム事情、一人っ子政策、教科書の事などなど、お話を聞く事が出来ました。
講義のあと、お二人に将来の事をお聞きすると日本で活躍の場を広げたい!としっかりしたビジョンを持っておられました。
何となく内向きの傾向のある昨今の日本の若者!世界に打って出るパワーを見習って欲しいな~!