パストラール尼崎の館内は、１２月後半のイベント、『英国紅茶の世界へようこそ』に向け、一層華やかになっています。

さて今回のイベントは、英国人が普段から愛してやまない紅茶を楽しんで頂こうと企画したもの。

今や、英国人の殆どがティーバッグで紅茶を楽しみ、マグカップに入れたたっぷりのミルクティを日に何杯も飲んでいるそうな・・・

と言う事で、今回は肩肘張らない普段の英国人になって頂こうと思います。笑

日本人には馴染みのないビスケットの「ダンキング」にも挑戦して頂きます。

告知用のコーナーです。

この企画は定員いっぱいとなり、１２人ずつの３グループに分け実施。そして、いよいよ時間となりました。

今回、使用する茶葉のブランドは英国の「リントンズ」。１００年以上も続く英国のブランドです。

フォートナム＆メイソンなど高級ブランドとは一線を画し、昔から各家庭に新鮮な茶葉を宅配で届ける方式を今も続けている会社です。

１００年以上、英国から外に出た事がなかった「リントンズ」が数年前に海外で唯一出店したのが梅田阪神百貨店。なので、いつお店は、「リントンズ」を愛する「リントニアン」達で賑わっています。

ここの紅茶は、お財布に優しい上、長く蒸らしてもあまり渋みが出ないのが特徴です。

さてこちらは、パストラール尼崎の店内の様子です。

時間となり、皆様、ご来店です！

スタッフから、現在の英国の紅茶事情やら今日のメニューなどの解説を聞いている間、裏方のスタッフが時間を計り茶葉を抽出します。蒸らし時間はおよそ４分半～５分・・・この時間を「紅茶にとっての天国」といいます。❤

「こんなに待つんやね～」笑

先に冷たいミルクをご自身でカップに投入！（今回は３ｇだけ砂糖を入れました）

そしていよいよ紅茶を注ぎます。

紅茶を注ぐと、美味しそうなミルクティ色に・・・・

まずは、ご自身のマグカップでミルクティを味わって頂きます。（皆様、素敵なカップをお持ちですね～。❤❤）

そして次に、ご用意している「ショートブレッド」と「ジンジャービスケット」を食して頂きます。

まずは、そのままで・・・。「カリッ」

そして、いよいよ「ダンク」して頂きます。（＊ダンク＝紅茶に浸す）

日本人にとっては、ちょっとお行儀が・・・と躊躇してしまいそうですが、これが英国人には堪らないそうです。

皆様、慣れない手つきでビスケットを４秒間、「ダンク」

「美味しいわ～」という声や、「私はそのままのほうが・・・」という声など・・・様々です。

「おかわり、たっぷりありますよ～！」というスタッフの声に、「私、２杯も飲むの初めて～」と恥ずかしそうにおかわりされる方や、元気よく挙手される方がいたりと何だかホッコリした空気が流れます。ＢＧＭは、英国のバッキンガム宮殿を思わせる厳かな曲♪

しばらく味わったあと、「アールグレイ」とハーブティの「レモンジンジャー」の試飲もご用意。

「私は、アールグレーが好きなのよ」「私は、いつもストレートで飲んでるの」などなど・・・

さすが、パストラール尼崎の皆様だな～と感じる会話も聞こえてきます。

終盤に近づくと、口々に「体がホコホコしてきたわ～」と仰る皆様・・・。ミルクティは身体の芯からあったまる飲み物なのかも？

あっという間の４０分。

「このティーコジー（ポットカバー）可愛いね～」「私もお店に行ってみるわ～」と仰ってパストラール尼崎の英国紅茶店？を後にする皆様でした。

後記

この企画の実施にあたり、５人のスタッフが、ティーバッグとはいえ、美味しい状態でご入居者に提供したい！と水の量や蒸らし時間、甘さ、牛乳の種類など何杯も試作品を重ね、当日を迎えました。美味しい状態で提供する為に、スタッフ間の連携も必要となり、時間を見ながら緊張しつつ進行した企画でしたが、「また、こんなのやってね～」「楽しかった～」というご参加頂いた方からの温かい言葉で、やっと胸をなで下ろす事ができました。ホッ。（Ｆ）