2025年『N響コンサート』
2025.07.25
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今年も待ちに待った『N響コンサート』が開催されました。
何日も前から館内は、コンサートに向け“N響”一色!
日本屈指のオーケストラ、NHK交響楽団の団員によるコンサートは、その日が近づくにつれ、いつもと違った空気が館内に流れます。
今年のメンバーは・・・
ヴァイオリンの松田 拓之 さん。
ヴィオラの三国レイチェル由依 さん。
チェロの山内 俊輔 さん
ポスターに紹介されたお一人おひとりの輝かしいプロフィールは、小さい頃から神童であった事が伺えます。その後の活躍は言うまでもありません。
今年のコンサートのテーマは、~万博を彩る音楽~
この日のために特別にプログラムを組み、また編曲も創作して下さったのだとか。嬉しいですね~。
テーマ決定後、万博にちなみ、急遽、ディスプレーにもプログラムにもミャクミャクが登場!
ウエルカムボードに飾られた手作りの紙製ヴァイオリンは、毎年、N響メンバーの方が大絶賛。
「これ、鳴りそうだね~」と弦を弾きながら興味津々。笑
おしゃれをして入場される方もたくさんおられ、期待の高さが伺えます。
いよいよNHK交響楽団のメンバーによる弦楽三重奏の開演です。
テーマは、~万博を彩る音楽~
モーツァルトのディベルティメントK.563から第1楽章から始まり、ラヴェル、シューベルトなど素晴らしい演奏が続きます。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと3つの楽器が重なりあい織り成す室内楽の贅沢な音色は、聴く者の心を温かく包み込む様な豊かな響きです。
その音色に魅了される皆さま。
また曲と曲の間には、MC役の松田様が、楽器の解説や自己紹介など、ユーモアを交えたトークで、演奏者とご入居者の距離を一気に縮めて下さいました。これも、館内コンサートの醍醐味ですね。
そして何と言っても、特筆すべきは、プログラムの曲に「三波春夫」の“世界の国からこんにちは”が予定されていた事。
N響メンバーが演奏する三波春夫は、前代未聞かもしれません。汗
浪曲師がルーツの三波春夫が、手拍子を打ちながら歌う「世界の国からこんにちは」が、軽快な明るいアレンジでありつつ、どことなく宮廷音楽の空気も感じられるような、N響版「世界の国からこんにちは」は、秀逸でした。
最後の曲はベートーベン、弦楽三重奏作品9-1第4楽章。“これぞN響メンバーによる弦楽三重奏”と唸るような圧倒的な演奏と、そしてご用意下さっていたアンコール曲で幕を閉じました。
アッという間の贅沢で優雅な時間でした。
毎年聞かれる「良かったわ~」「幸せやわ~」というお声が今年も・・・
混沌とした最近の社会にあって、このような心が落ち着く豊かな時間が持てた事に、あらためて幸せを感じたひと時でした。
【後記】
昨年、メンバーの方が自らのポスターに直筆サインをして下さり、パストラール尼崎の家宝として保存しておりますが、今年も同じく直筆サインを頂く事ができました。今回、カッコよくサインをして下さった中で、MC役だった松田様は、ご自分の氏名の上にフリガナのような小さなサイン(ひらがな)をされ・・・「それ、フリガナだよね~」というメンバーの方はじめ、ご入居者の笑いも誘っていました。とってもお茶目ですよね~。