5月の設え
2022.05.12
施設ブログ
新緑が眩しい5月ですね!
5月初旬、パストラール尼崎のロビーは『端午の節句』一色となりました。
お正月に登場したスタッフHの作、『寅の助』
関西では、寅は流行病から守る象徴と言う事で、端午の節句に飾るところが多いようです。
そして今年の端午の節句にご入居者を驚かせたのは・・・・
ロビー正面に鎮座した『伊達政宗公』の甲冑です!
またもやスタッフHの作品です。(もちろん基本材料はダンボール!)
この『伊達政宗』の甲冑、飾り物ではなく、実際、着用してもらおうと製作。
何度か自宅で試作を繰り返し、どうすれば簡単に着脱可能で、それでいて重厚感のある甲冑が出来るかと悩み抜いた1か月。
文字通り、スタッフHの渾身の作です
近寄って御覧いただきます。
顔の部分は100均のお面をブラックに色付けし・・・
甲冑の装飾部分はリボンを丁寧に一つずつ通し・・・
兜の部分は、まるで鉄で出来ているかのように、ダンボールの上に薄く紙粘土を重ねて色づけ・・・
と、妥協を許さないスタッフHらしい作品となりました。
蒔絵のような模様は、スタッフSの切り絵です。
さて、ロビー正面にお披露目するやいなや、皆さま、驚きとともに感嘆の声、声、声!!
「え?これ作ったの?」「凄い!」「うわ~!」「ビックリやわ~!」と、目をまんまるに・・・
そして、誰もいなくなったロビーでは・・・
「この兜を見ていると元気、もらえるわね~!」と、甲冑をジーッと眺めたあと、つぶやいて下さったいつも静かなY様。
この言葉を製作者Hに伝えると、「その言葉、本当に嬉しい・・・」といたく感激。
(頑張った甲斐があったね!Hさん。)
さて、この甲冑、この後、多くの方が『伊達政宗公』になりきり、素晴らしい雄姿を見せてくれました。
皆様の雄姿は、また次回に・・・お楽しみに。笑
【追記】
スタッフHの作品は、基本、ダンボールなどの廃材を利用しますが、本人曰く、ダンボールによって、柔らかさとか細工のしやすさなどがあるようで、いつも倉庫にある廃品のダンボールを選別している姿があります。(素人にはまったく、わかりません。汗)