初夏の句会 体験会
2023.05.16
施設ブログ
日本伝統俳句協会
俳紙「円虹」所属
住田千代子先生をお招きしての初夏の句会を実施しました。
事前に、住田先生より兼題として「豆飯」「あめんぼう」「筍」が示されており、皆さま、3首作って臨まれています。
作ってきた句を短冊に書いて先生に提出すると、先生が全員分を混ぜた上で3首ずつ配られます。この時点で手元にあるのは自分のものではない誰かの短冊。(自分のものが含まれる場合もあります)
それを清記用紙と呼ばれる紙に清書し、その清記用紙を先生に集めたあと、句会を囲む全員で回し、良いと思った俳句を自分のノート書きとめていきます。
この時、手元に回ってくる俳句はいったん清書されたもので、筆跡から作成者を推理できなくなり、純粋に句を楽しむことができるそうです。
この日集まられたご入居者は、下は70代から最年長は94歳。皆さま、それぞれのペースでしっかり清書されていきます。
句会のメンバーから多く書きとめられた句をご紹介します。
川水の ぬくもりあびる あめんぼう
子どもたち 豆飯たべて にこにこと
豆飯や 青臭いのも 旬の味
早くも次回の句会開催へのご要望もいただいており、イベント担当も次回こそは兼題から句を作って臨みたいと思っています。