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大竹英洋氏写真展 「ノースウッズの世界」

2020.10.07

施設ブログ

91日~30日まで 写真家 大竹英洋さんによる写真展「北の森 ノースウッズの世界」を開催しました。

大竹さんは1999年より北米の湖水地方「ノースウッズ」をフィールドに野生動物、旅、人々の暮らしを撮影され、人間と自然とのつながりを問う写真を撮影されています。

 

大竹さんが尊敬する写真家ジム・ブランデンバーグさんから写真集「The North Woods 生命を与える大地」に寄せられた寄稿文の一部を紹介します。

  大竹さんについて「深い情熱を持つ者」と表現されています。

摂氏マイナス45度の寒風の刺すような痛みを知っているし、気がふれてしまうほど悩まされる雲のような蚊の大群が襲ってくることも知っている。この地をカヌーで旅し、湖と湖の間の陸路をカヌーも野営の装具も担いで運び、吹きさらしの湖を漕ぎ渡る。時にはカメラ機材が落ちないようにカヌーを漕がなければいけない。冬の雪深く積もる中、重いソリを引いて遠距離をシュノーシューで踏破する。自然への深い愛と自然界の物語を語り伝える想いがなければ、自分を失わずに、ドラマにあふれるこの大地で待ち受ける苦難に耐えることはできない。

これまで20年間大竹さんはそのような中で撮影され、動物や自然を撮影されています。

 

入居者様の中には北米に旅行された方もいらして

「よくこんな写真撮れるわねぇ・・・」

「胸が熱くなるわ(*^_^*)

とおっしゃる方もいらっしゃいました。

特に人気のあった作品は「オジロジカの子ジカ」

(以下写真集の解説より)

けもの道の途中で、地面に身を伏せて動かないため、あやうく踏んでしまうところだった。子ジカは間もなく目を開けたが、近距離で見つめ合っても怯えない。それはフリーズという行動で、身に迫る危険を回避するために気配を消していたらしい。オオカミの棲む森で生き延びるために備わった本能だ。

最終日にはサイン会も行われ、初めてお会いする大竹さんの姿に

「こんなに若い方だったのねェ~♡」

「あんな優しい表情の写真撮れるなんて・・・・」

「これからもまたいい写真見せて下さいね♡」

と皆様は自分の息子?いや孫を見る眼差しでお話されていました。

大竹さんは入居者様の質問にも一人一人丁寧に対応されていました。東京世田谷区の図書館や文学館、学校でも展示され、お忙しい中、無理なお願いを聞いて頂き本当に感謝、感謝です!!

入居者様は遠く離れた北米に思いを馳せ、それぞれのお気に入りの写真を真剣に見つめていらっしゃいました。

見る者の心を揺さぶる写真の数々に癒された1ケ月でした。

今年はコロナ禍で渡航出来ないようですが、また次回、大竹さんの北米の写真を見せていただきたいと思います。

ありがとうございました!!

 

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