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講演会『ヒートショックと高血圧』

2019.12.13

施設ブログ

12月5日(木)

今日は第5回パストラールアカデミー

パストラール加古川の嘱託医でもあります玉田医院医院長 玉田和彦先生にお越し頂き

『ヒートショックと高血圧』についてお話を伺いました。

日頃から玉田先生には大変お世話になり、皆様の生活も良くご存じでより実生活に

沿ったアドバイスを頂けました。皆さん他人事ではないと真剣にお話を聞いていらっしゃいました。

 

先ずは予防のためには毎日血圧を測る事。

パストラールには随所に血圧計が設置されています。

床運動の前後に血圧を図ったりして日頃から皆様の中で習慣になっています。

高血圧にならないことがヒートショックを起こさないことに結びつくとのことです。

 

高血圧はもっとも生活習慣病のなかでも割合が高く、日々の生活の見直しが必要となります。

 

なぜ血圧が高いといけないのでしょうか?

血圧が高い状態が続くと、脳・心臓・腎臓などの血管を傷めて重大な障害を起こしやすくなります。

脳の血管障害

血管がつまる・・・脳梗塞

血管が破れる・・・脳出血

 

心臓の血管障害

血管が完全につまる・・・心筋梗塞

血管が詰まりそうになる・・・狭心症

 

腎臓の血管障害

血管が細く固くなる・・・腎硬化症

 

もし高血圧と診断されたら・・・・

《食事療法》

食生活を見直し、食品からとる塩分の量を減らす。

加工食品の取り過ぎや調味料の使い過ぎ、汁物やうどん・そば・らーめんは1日1杯までにして徐々に塩分を含  む食品を減らすことが大事。

パストラールの食事は栄養士がバランスのよい献立を考えているのでみなさんご安心を。

《運動療法》

歩行が運動療法の基本とのこと。

パストラールでは歩行だけではなく、ラジオ体操、水中ウオーキング、理学療法士による様々な体操を実施しており、運動に参加されることが運動療法になると思います。

広いパストラールの中を歩くだけでもいい運動になってますよ。との先生のお言葉がありました。

 

《薬物療法》

食事療法、運動療法をしても高いようでしたらお薬で血圧を下げます。

お薬は血圧が下がったからといって勝手に止めないことが大切だそうです。

また飲酒についてはほどほどに。喫煙はやめるようにとのお話でした。

   

「ヒートショック」とは暖かい部屋から寒い部屋への移動など温度の急な変化が体に与えるショックのことです。

起こりやすい脱衣室・浴室の温度差が心臓・血管・脳への負担になり意識障害を起こすことがあります。

先生のお話によると、都道府県別高齢者の入浴事故は、兵庫県は全国で2位という不名誉な結果になっています。寒い地域、北国だけのことではないようです。

先生からは、

「パストラールにお住まいの皆様はすばらしいスタッフに囲まれていますので安心ですね。」

「これからもお元気にお過ごしください。」と話されていました。

これから寒い季節になりますが、入居者の皆さんには高血圧にならないように、

広いパストラール内で運動しながらお元気に過ごして頂きたいと思います。

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