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『N響』弦楽四重奏コンサート

2023.07.29

施設ブログ

待ちに待った四年ぶりの『N響コンサート』です。

コロナ前は毎年、館内で開催され、素晴らしい演奏でご入居者を楽しませてくれていた『N響コンサート』

逸る気持ちを抑えつつ、この日のために、数日前から館内をディスプレイ。♪♪♪

優雅な昼のコンサートをイメージしたテーブルコーディネート。よく見ると、メニュー表に曲目が紹介されていますよ~。

N響コンサートの告知を兼ねたこのテーブルコーディネートに、「素敵ね~」と覗きこんで下さるご入居者様。

また。ロビー正面には今回、演奏して下さるメンバーのプロフィールをお一人ずつ紹介

皆様、小さいころより数々のコンクールに優勝され、(まさに神童!) その輝かしい経歴は、さすが日本屈指の交響楽団ですね~。

(N響メンバーの方々がこのポスターを見るなり、「ワ~!」「かなり盛ってくれてるよね~」「持って帰ろうかな~」と大爆笑!笑)

嬉しさのあまりゴージャス仕立てにしたのが、功を奏した??かも・・・

注:終了後、N響の皆様にお持ち帰り頂きました。笑

そして、『N響コンサート』のためだけに登場する手作りクラフトのヴァイオリンも『N響・弦楽四重奏』のポスターとともに登場です!

そして、当日・・・・

開場時間となりました。入口では、副施設長がプログラムを皆様へお渡ししています。

このプログラムは、昨年、製作するも、中止となり陽の目を見る事の出来なかった幻のデザインです。笑

 

皆様、少しオスマシ顔?

開演前に、中銀ライフケアホーム株式会社の渡辺代表取締役から挨拶があり、いよいよ奏者の登場です!

ヴァイオリン: 木全 利之 氏

ヴァイオリン: 船木 陽子 氏

ブィオラ  : 小野 聡  

チェロ   : 村井 将  

すぐさま、モーツァルトのアイネクライネナハトムジーク 第一楽章が演奏されます。

四人の奏者たちが紡ぎだす室内奏の美しい音色が、あっという間に、パストラール尼崎のダイニングルームを柔らかく優しい響きとなって包み込みます。

次の曲は、ラフマニノフの「ロマンス」

ラフマニノフと言えば、フィギュアスケートの浅田真央さんがフリーで使った曲で、一躍有名になりましたね。

その重く、荘厳な曲は、まだ若く可愛いイメージの真央さんに合わないのではと話題になりました。

MCのヴァイオリン、木全さんが、次の曲、「ロマンス」の作曲者であるラフマニノフの紹介をします。

なんと16歳の時の作品なのだとか・・・

さて、曲が始まると、「これが16歳の時の曲?」と疑ってしまうような、難しく哀愁を帯びたようなメロディに驚き、重なり合う音の複雑さに思わず、絶句・・・

ジッと聴き入る皆さまです。それにしてもなんと難しい曲なんだろう・・・汗

指揮者のない弦楽四重奏の奏者たちが、息を合わせ素晴らしいメロディを紡ぎ出す。

そこには、私たちが知りえない奏者同士の信頼関係があるのでしょう。

ヴィオラの小野さんとチェロの村井さんの他奏者を見る一瞬の視線を偶然にもカメラがとらえました。

緊張感がわかる画像です。

その後は、有名な、ヴィヴァルディ「四季」より「春」第一楽章や、皆様ご存知の、「イエスタデイ」「情熱大陸」「川の流れのように」が続きます。

ある時は明るく可愛く、ある時は激しく、ある時は物悲しく、弦楽器は本当に人間の感情を表現する楽器ですよね。

そして、それぞれの曲を、見事に表現するN響の皆様。

懐かしい曲を、心をゆさぶるられるような思いで聴かれている方が大勢いたのではと思います。

全てが終わり、会場を後にするご入居者から、「涙が出たわ~」「もうちょっと聞きたかった~」というお声を頂きました。

四年ぶりのNHK交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏。

短い時間ではありましたが、贅沢で心豊かな時間を、皆様とともに共有できた幸せをしみじみ感じた一日でした。

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